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病気や外傷により、ペットに手術が必要になることがあります。手術は、あなたにとってもペットにとっても大変なストレスになると思われますが、合併症をなるべく起こさずに早期の回復を可能にするにはどうしたらよいか、基本的なガイドラインを示します。
手術の大小に関わらず、手術の種類に応じて、ペットがいつから普通の生活に戻ってよいかは獣医師の指示に従ってください。
手術前の注意点
- 手術の前には、獣医師がペットの術前検査を行い、手術の障害となるような既往症がないかを確認します。
- 定期ワクチン接種が済んでいることを確認してください。
- 身体検査ではわからない病気の有無を調べるために、血液検査を勧められることもあります。
- 大きな手術の場合は、感染抵抗力を高めるために、数日前から抗生物質の投与が必要な場合もあります。
- 食事や飲水の制限について、獣医師に確認してください。
手術後の注意点
- 手術後は、ペットは弱ったりぐったりしたりしています。興奮させすぎないように気をつけてください。
- 動物病院から帰る際は、さらに怪我をしないように、リードでつなぐかキャリーケースに入れて連れて帰りましょう。
- 帰宅後は、ペットが落ち着いて回復し始めるまで、与える食事と水は少量にしてください。食事や水を与えすぎると、腹痛や嘔吐を起こすことがあります。
- 術後の食事として特別食が処方された場合は、その指示に従ってください。
- 運動を制限してください。階段の上り下りをしたり、飛んだり走ったりすると、縫合箇所が開いたり、吐き気を起こしたりすることがあります。
- 寝床は清潔に暖かくし、すきま風が入らないようにしてください。
- 獣医師から回復期に投与する薬が処方された場合は、ラベルの指示に従って投与してください。
- 縫合箇所の抜糸は、通常、手術の7~10日後に行います。切開箇所付近に赤み、腫れ、膿がないか、毎日確認してください。炎症などが見られたら、すぐに獣医師に連絡してください。
- ペットが傷口を舐めたり、かじったりすることがないようにしてください。それが難しい場合は、首に「エリザベスカラー」を着けて、物理的に舐めたりかじったりできなくする方法もあります。
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